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研究生の声
今泉 友希

私が石原バレエアカデミーに入所したのはもう20年前です。 始めは他のお稽古事と同じように遊び感覚で習い始めたバレエでしたが、 段々と踊りで自分を表現することに夢中になり、海外のバレエ学校へ留学する事が 私の夢となりました。 石原純子先生はいつも「本当の美しさがわかる人になって欲しい」と、 私たちにバレエを通して芸術を愛する心を育てて下さいます。 また、バレエは一人では舞台が成り立たず、団結力が必要です。 先生方はもちろん、お手伝いして下さる保護者の皆様や舞台の陰で働かれる 沢山のスタッフさんに感謝しながら、みんなの心をひとつにする事で、素晴らしい 舞台となります。 石原バレエでは舞台をみんなで創り上げていく機会が沢山あり、その度に スポットライトを浴びて皆で踊る喜びを表現することに虜にになっていきます。 時には学校の勉強との両立が大変なこともあるでしょう。 でも踊りきったときの充実感は何ものにも代えられません。 今では石原先生と3人の助教の先生方が、それぞれ特徴のある指導方法で、 踊ることの楽しさを教えて下さいます。 先生方はあちらこちらに勉強のために出掛けておられ、学ばれたことを余す ところなく教えて下さいます。 また石原バレエには、クラシックバレエだけではなく、モダンバレエや コンテンポラリーダンスも積極的に学べる環境があります。 毎年モダンセミナー開催のため、ニューヨークから来て下さっていた浅川高子 先生や、今も石原バレエで講師をなさっている行廣興三郎先生のモダンクラスは、 エネルギッシュで、バレエの基礎を大切に、しかしバレエには無い動きに、私は 夢中になりました。 先生たちから放たれたこのエネルギーは一体どこから生まれているのかと、 私は必死に食らいついていました。 私はイタリアやアメリカで踊っていますが、どこへ行ってもバレエだけではなく、 モダンを習ったことが評価されています。 石原バレエアカデミーのように素晴らしい環境の中で、体を使い、思いっきり 自分を表現できると言うことは、本当に幸せなことです。 そして、日常生活の中でも、バレエで鍛錬され、磨かれた心が生かされていると 思います。

 

能登谷 恵

蒲刈島から石原バレエアカデミーに通っている中学一年生です。 呉の本部教室まで、およそ一時間かかるとても長い道のりで、帰る時間が遅くなる こともあります。 でも、私は石原バレエに入って良かったなと思います。なぜなら、つい最近のこと ですが、県民文化祭で最優秀賞をとったからです。 自分も出演していてとれた賞なので、涙を流すぐらい嬉しかったです。 それ以外にも良かったなと思うことはたくさんあります。 これからも、夢に向かって、色んなことに感謝して、勉強も頑張りながら、 バレエを続けていこうと思います。

 

天満ふさこ  <グラハムの奇跡in広島>

(ノンフィクション作家:「星座になった人 芥川多加志の青春」など)

クラシックバレエとコンテンポラリーダンスは、車の両輪である。古典として、長い歴史に裏付けられた普遍性を持つクラシックバレエ。また、コンテンポラシーダンスは、現代を映す鏡として創作意欲に満ちている。ローザンヌバレエコンクールひとつをとってもわかるように、海外で活躍するには、両方踊れることが期待されている。しかし、日本では水と油のように、両者がくっきりと分かれているところも多い。このふたつは、異なる身体の言語であるため、両方を教えられる教師が非常に少ない、という現実がある。そんな中で、広島で11年続いているある取り組みがあった。淺川高子という方をご存じだろうか。1976年アメリカの建国200年に、ニューヨークのメトロポリタンオペラ劇場で記念公演が開かれた。世界中から選ばれたのはわずか3人。歌舞伎の坂東玉三郎、広島が誇るバレリーナの森下洋子、そして、モダンダンスの淺川高子である。淺川が踊る姿は、東洋的な月のような美しさで知られ、神がかりのダンサーとして、世界中で絶賛されてきた。また、パリ・オペラ座バレエ団での上演指導をはじめ、アメリカンバレエシアター、ジュリアード音楽院、・・・世界の名だたるバレエ団、大学で長年にわたり指導・振付も行ってきた。その淺川が、自らグラハムテクニックというアメリカが世界に誇るモダンダンスを伝えるため、10年間休むことなく、ニューヨークから広島に通い続けた。淺川に心酔した石原純子の熱い招きがあったのである。そして、自身の技術と情熱を伝えるべく、全国から集まった日本の若いダンサーを育ててきた。  今年1月13日、広島アステールプラザで「ダンスガラ・ひろしま2007」が開催された。これは、淺川高子モダンダンスセミナー11年の記念公演でもある。参加者は地元広島をはじめ、福岡、岡山、東京、関西方面などから。福岡のダンスプラザは“A WORK OF INDIVIDUAL”で、現代的で個性的なムーヴメントを披露。TDC in 岡山による“TOMORROW”、DANCE PLAZA(東京)による「4人姉妹の(小さな)普遍性」は、日常をコミカルな動きで表現し、観客から笑みがこぼれた。  京都在の石原完二振付による「リンゴ協奏曲」(池本バレエスクール広島)は、クラシックバレエの素質があるダンサーならではの、繊細で、はんなりさがにじむ佳品。モダンダンスのガラ公演でありながら寄せ集め感がないのは、メンバーが程度の差こそあれ、「グラハムメソッド」の習得という共通点を持っているからであろう。  A・GIFT(エリザベス・ギャラスピー振付)は、白眉だ。袖なしのワンピース姿の19人のダンサーが登場。トゥシューズを履いていないのに、その軽やかさと優雅さは驚嘆に値する。石原バレエアカデミー(呉市)のソリスト、古澤寛子、森尾真美、胡子真理子、貞末尚美は、その踊りこそが観客への「贈り物」であった。9年前に、4人は同じホールで、淺川振付の「珠蕾(しゅらい)」を踊った。それからも、クラシックバレエに加え、週に一度はグラハムテクニックの研鑽を積み、毎年のセミナーも余すところなく受講してきた。その「継続は力なり」がG線上のアリアで、大輪の華として開いた。グラハムテクニックのコントラクションとリリース、スパイラルを使った身体のコントロール無しでは成しえない、あふれんばかりの輝きである。  浅川の教え子で、元オクラホマ州立大学芸術学部教授行廣興三郎の「ヒロシマレクイエム」。自らの被爆体験を、現代音楽の俊英、細川俊夫を用い、グラハムとリモンテクニックを駆使して表現する。この作品は、アメリカで初演され、すでに高い評価を受けている。凄惨な体験が、最後は深い祈りに昇華されていくシーンが、胸を打った。淺川振付の“SEASON’S JOY”は、このセミナーのまさに集大成であろう。ヴィヴァルディの四季の調べにのって、男性2名を含むダンサー達が舞台ではじける。ボディタイツにサッシュというシンプルな衣装で、生命感あふれるダンスを繰り出す。しなやかさと力強さ、優美さと躍動感。相反する二つの美を同時に表現できるのが、グラハムの強みである。本家のアメリカのグラハムカンパニーは、10数年前から存続が危ぶまれている。けれども、日本のここ、広島でグラハムの真髄が、淺川を通じて、和解ダンサー達に脈々と受け継がれているのを体感できたことは、奇跡に近いのではなかろうか。実際にこのセミナー受講者で、淺川の薫陶を受けジュリアード音楽院卒業後、プロダンサーとして主にニューヨークで活躍している木村佳奈らも育っている。広島から世界に羽ばたく!そんな想いが駆け抜けた、至福の、今年の幕開け公演だった。